彼が店を出ると、雨が降り始めていた。
傘立てから自分の傘を取り、通りへと出る。
しばらく歩いていると、後ろから誰かが追いかけてきて彼に言った。
「あの!…そ、それ私の傘です!」
振り返ると、そこには女性が濡れながら立っている。
どうやら傘を間違えて持ってきてしまったようだ。
彼は素直に謝り、彼女に傘を返すと、雨の道を濡れながら歩いた。
そして家に着いた彼は、彼女に別れを告げて、
素早く部屋に入りシャワーを浴びた。
素早く部屋に入りシャワーを浴びた。
服も体も濡れてしまっていたので、早く体を温めたかったのだ。
処理しなければならない仕事も残っているが、夜にする事にしよう。
シャワーから出て体を拭き、髪を乾かした彼は、身支度を整え家を出た。
まだ雨が降っている。
彼は自分の物になった傘を差すと、家路へと急いだ。
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僕には幽霊が全く見えない。
テレビでやっている心霊写真の特集でも、幽霊がうつってる
箇所は何も写っていないように見える。
箇所は何も写っていないように見える。
だからクラスで肝試しから帰ってきたって奴らが、みんなに
話をしてるときも、友達に「こいつらに何かついてるか?」って
聞かれたけど、何も見えない。
「その時に撮った写真らしいけど、何か写ってんじゃね!?」
なんて言ってるけど、何も見えない。
その写真すら見えない。
そもそもこいつら、何に話しかけてるんだろう。
肝試しに行った2人は、まだ帰ってきてないだろう。
↓2ちゃんねる投稿時のヘッダー(初出「じわじわ来る怖い話part10」)
151 :sage:2007/11/18(日) 17:03:07 ID:nEhy4sljO(携帯)
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imikowa88
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男性
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