外で散歩をしていたら、「キャー！」という女性の悲鳴が聞こえた。
驚いて行ってみると縦２ｍ・横２ｍ・厚さ５０ｃｍ程の鉄板らしき物の
前に女性が座りこんでいた。
その女性に話を聞こうとしたが、ビックリしたのか話せない。
すぐに作業服を着た人が来て、経緯(いきさつ)を話してくれた。
どうやらビルの上で工事をしている時に、誤って鉄板を道路に
落としてしまったという。
幸い怪我人はでず、女性は驚いて腰が抜けてしまっただけらしい。
それにしても赤いタイルの上に真っ黒の鉄板とは不気味である。
小一時間続けていた散歩にも飽きて、夕陽が暮れる前にもう一度
その場所に寄ってみた。
その鉄板らしき物はまだ残っていた。
とても重いので処理ができていないのだろう。
危ないからか、近づけけないようにか、警備員のような人がいた。
先ほどの女性もそこに佇んでいた。そこで私は声をかけてみた。
「先ほどは驚かれたことでしょうね」
「驚きました。悲鳴を聞いたときはビックリしました」
[1回]
(解説)
これもわかりやすい話で、鉄板が落ちてきたときに、現場にいた女性が悲鳴を
あげたのだが、それを聞いたもう一人の女性が驚いたという話。つまり、鉄板の
下にはもう一人の女性が……。赤いタイルは血の暗示である。
ネット上では「主人公」がバカすぎるという指摘があったが、まぁ私がバカなので
登場人物もこんなもの。
↓2ちゃんねる投稿時のヘッダー(初出じゃないかも「じわじわ来る怖い話part30」)
548 ：：2009/11/15(日) 20:39:37 ID:R78Hqxo30
PR
COMMENT
プロフィール
ＨＮ：
imikowa88
性別：
男性
ブログ内検索
カレンダー
忍者カウンター
