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「俺、瞬間移動できるようになった」 
「マジか」 
「マジマジ。神様に瞬間移動の能力もらったし」 
「あ、あれだろ。服はいっしょに瞬間移動できないとかだろ」 
「ちげーよ、俺の体に触れてる固体は一緒に移動できるし。
 ジャンプしたとき念じるだけで、瞬間移動できるんだわ」 
「じゃあやってみろよ」 
「おっしゃ任せろ」 
 
ピョン 
 
 
 
 
 
ビシャッ 
「ひっ……!」
 
 

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ある年上の女と知り合った。
40になったばかりというが、20代後半に見えるくらい若々しく
美人で妖艶(ようえん)でいい女だった。
何度か会ううちに俺の部屋に来ることになった。
 
 
部屋で映画見てたら、彼女が「トイレ借りていい?」と。
トイレに行った彼女が悲鳴をあげたので急いでトイレにかけつけたら、
「用をたそうと思って便座あげたら縁にゴギブリがいたの!」
ゴギブリにこんな悲鳴あげるとは、まだまだ女の子じゃん。
ちょっと可愛いとこもあるんだなぁ~と思った。
 
 

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その日はよく晴れた日だった。
午後4時半、学校から帰って来た俺は居間でTVゲームをし、
午後7時、家族で夕飯を食べた。
だが母親の様子がどこかおかしい・・・
いつも明るい母がまるで『得体の知れない何か』に取り憑(つ)かれたように静かなのだ。
 
 
俺は夕飯を食べ終え、違和感を覚えながらも宿題をしようと自分の部屋へ行った。
部屋に入った瞬間、更に『形容し難い何か』を感じ取った。
しかし今日の宿題だけは絶対にやらなければならない。不安を感じながらも
それに専念した。
そして午後11時、宿題も終わり、そろそろ寝ようと思い、ベッドに入った。
その瞬間なにか奇妙なものを感じた。普段『あるもの』が足りないような感覚だ。
しかしそれが何か理解できず、どうしようもない恐怖や不安が俺を襲(おそ)う。
そして更に足首になにか虫のようなものが這(は)っているような感覚がした・・・
驚きのあまり布団から飛び出した俺は、その『這っている何か』を振り払った。
それは今まで見たこともないくらい巨大な女郎蜘蛛(じょろうぐも)だった。
俺はもう限界だと思い、居間にいる父親と母親に相談した。
 
 
父親は「男なんだから蜘蛛ぐらいでビビってんじゃねぇ!!」と怒鳴り散らす。
そして母親は「・・・今日・・・天気よかったでしょ?・・・だから布団を干したのよ、
その時にでもひっついたのかしらね・・・」と口を開いた。
あきらかに様子がおかしい。俺の知っている母さんじゃない・・・。
何かに取り憑かれ、みんなが寝静まってから、父や俺を
殺そうとしているんじゃないか。と、普段考えもしないような妄想が膨らむ。
そして「・・・はやく寝なさい」と母が言った。俺は何も言わずに自分の部屋に戻り
恐る恐る巨大な女郎蜘蛛を退治し、もしも『何か』に襲われた時のためと、
護身用のナイフを枕元に置いておこうと思った。引き出しを開けた。
そこには普段ある筈(はず)がないものがあった・・・。
 
 
・・・なぜこの本がこんなところに・・・・・・・・・。
 

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