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過去に作った”意味が分かると怖い話”を 淡々と保存していきます。 解説を読みたい場合は、[more]を クリックしてください。
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会社までの徒歩通勤時に取り壊し予定の無人マンションの近くを通る。
そこは飛び降り自殺が多く、自殺者の霊の目撃情報も多い曰くつきマンション。
周りに街灯も少ないし、夜はかなり不気味で怖い。
 
このまえ残業で帰りが23時頃になったとき、ガクブルしながらそこを通ったんだが、
一瞬マンションの屋上に人影が見えた気がした。
 
       「!?」
 
ビビって心臓止まるかと思った。
よく見てみたが、やはり屋上に誰かが立っている。
まさか幽霊?…と思ったとき、その人が飛び降りた。
ドカン、とコンクリートに打ちつけられる嫌な音がして、女の人が倒れてるのが見えた。
あわてて携帯で救急車を呼んで、その人に駆け寄った。
血まみれで足は変な方に向いてるし、幽霊ではなかったが、かなり恐怖だった。
落ちた音を聞いてかマンションのベランダから何人かこっちを見てる人もいた。
すぐに救急車が搬送していったけど、家に帰っても現場を思い出してしまい、
まったく眠れなかった。
 
次の日聞いたら、重傷だったけど命に別状はなかったらしい。
ホント未遂に終わってよかった。もし亡くなってたらマジトラウマになるとこだった…

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俺は友人と一緒に、近くにある心霊スポットに行くことにした。
そこは有名な心霊スポットでよく”出る”と評判だった。
さて、行くかと二人が車に乗り込んだ時に雨が降り出した。 
友人は「いいねいいねー雰囲気でてるじゃん」とふざけていたが
正直、俺は帰りたかった。
車道を走り、数分でその場所へついた。 
俺たちはその心霊スポットであるトンネルへはいった。
しばらく中を探索しても、幽霊なんていやしない。 
相変わらず、ザーザーと降っている雨に、
俺の気はすっかり滅入ってしまった。
「結局何も出なかったじゃないか。もう帰ろうぜ」 
ため息混じりに口から出た言葉を、友人にぶつけた。
彼はさっきからずっとブルブルと震えていた。
「何か起きたのか?何か見えたのか?」
友人は何も答えないので、仕方なく車に乗って
帰路についた。
帰り際友人は一言。
 
「お前は何も気づかなかったのか?」
 

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夏休みということで、彼と遊園地のお化け屋敷に入った。
 
とにかく私は怖がりで、中が真っ暗なだけでもう…。 
彼の腕をひじごと抱え込んで、目もつぶって俯(うつむ)きながら歩いた。
「胸が肘に当って気持ちいい」とか彼に言われたけど、
恐くて怒る気にもなれなかった。 
「こんなん作りもんじゃん!」って彼は言うんだけど、
私はもうキャーキャー叫びまくり。
 
ほとんど目をつぶってて何も見えないから、彼がたまに
「うわっ」とか言うだけで、ビクビクしちゃった。
最後の方なんて、「もう少しだから頑張れ」なんて彼に背中を
さすられながら、半泣きで何とか出口まで歩いた。
 
外に出て彼の腕をはなすと、くっきりと私の手形が付いてて、
「どんだけだよ自分」
あまりのへたれっぷりに笑っちゃった。

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