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過去に作った”意味が分かると怖い話”を 淡々と保存していきます。 解説を読みたい場合は、[more]を クリックしてください。
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ある家族が妻の実家に遊びに行くため、田舎までのバスに乗った。 
山のふもとあたりまできた時、 子供が「おなかへった」とだだをこね始めたため、 
仕方なく途中のバス停で降りて、近くの定食屋で食事をした。
 
食事が終わり、定食屋にあるテレビを見ると、 さっきまで乗っていたバスが

落石事故で乗員乗客全員死亡というニュース速報が… 
 
そのニュースを見た妻は、「バスを降りなければよかった…」と。 
それを聞いた夫は怒ったが、すぐに妻の意図に気付いた。
 
「あぁ、なるほど」 
 

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夜中に突然、親友のAにたたき起こされた。 
 
「おい、起きてくれ!俺を追っかけてくるヤツがいる。髪の長い女なんだけどさ。
 何か言いながら俺に向かって来るんだよ!逃げても逃げてもヤツはいるんだ
 悪いけど今日だけでいいからさ、ここに泊めてくれ、たのむ!」 
相当怖かったみたいで、Aの顔は真っ青。
走ってきたみたいでハァハァ言ってる。 
他にも色んなことを俺に言ってきたが、正直あまり覚えていない。 
 
俺にとっては、今日通夜が終わったばかりのAがここにいるほうが怖かったから。 
 
 

 
↓2ちゃんねる投稿時のヘッダー(初出「じわじわ来る怖い話part14」)
 634 :sage:2008/05/06(火) 15:27:34 ID:hv5SKUUL0

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終電車の中で眠ってしまい目を覚ますと、見知らぬ女性が俺の肩に頭を乗せて、
もたれかかるように眠っていた。
見ると黒髪ロングでかなりかわいい。貞子とかの不気味な黒髪じゃなく、綺麗な感じ。
正直言って悪い気はしなかったので、しばらくそのまま乗っていた。
俺の降りる駅はまだ先なのでこのままで大丈夫だろう。
二駅、三駅と過ぎ車両には俺と、俺にもたれて寝ている女性の二人だけになった。
彼女はどこで降りるんだろう、起こしてあげた方がいいかな……
そう思った俺が体を動かしかけると、
 
「動かないで……」
 
と、目を閉じ、頭を肩に乗せたまま彼女は言った。
さらに続けて、
 
「もう少しこのままでいたいな……」って。
初対面の人に言われて不気味だったけど、女の子にそんなこと言われて
理由を聞くほど俺は野暮じゃない。黙って肩を貸してやった。
でも、さすがに自分の降りる駅が近づくと心配になってきてさ、
とりあえず「どの駅で降りるの?」と聞いてみた。
すると「落ちる駅?」と返してくる。
「違うよ、落ちる駅じゃなくて降りる駅」
「降りる駅が落ちる駅だよ」
また意味不明な答え。
さらに彼女は「貴方の降りる駅が、私の落ちる駅」と続けた。
 
ひょっとして、自殺でもするんじゃないかと思ってさ。
この娘は俺の降りた駅で、飛び降り自殺をするんじゃないだろうか?
 
どうしても気になったので、彼女に「落ちちゃいけないよ」と言ってみた。
すると彼女は「貴方が降りたら私は落ちる」と脅迫めいたことを言ってくる。
仕方がないので「じゃあ降りないよ」と言ってあげた。
彼女は嬉しそうに、「ありがとう、約束だよ……やぶったら貴方も落ちてね?」と言う。
 
この言葉に俺はゾッとしたが、今は彼女を落ち着かせることが優先だ。
自殺を食い止めたい一心で、俺は「わかった、約束するよ」と言った。
 
そのとき、電車が揺れた。
 
そして彼女の方を見た俺は、彼女の不可解な言動のすべてを理解した。
しかしもう遅い。
 
俺が降りたら彼女は落ちる、そして俺もまた落ちるのだから。 
 
 

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